中国宮廷ドラマの琅琊榜(ろうやぼう)は中国でも大人気というだけあって、なかなか見ごたえがあるドラマです。
歴史物なので、語学の勉強としては少し古臭い表現が多いので、最適とは言えませんが、何度見ても飽きないという点で、楽しく語学を学べるので、全54話を1話につき3回見ながら、慣用句・成語を纏めています。
それでは、琅邪榜(ろうやぼう)第4話に出てきた慣用句・成語を見てみましょう。
1. 第4話の慣用句・成語
第4話に出てきた慣用句・成語表現を抜き出しています。 日本語訳は直訳ではなく、物語に即して翻訳された日本語字幕をそのまま表記しています。
①故弄玄虚:わざと訳の分からないことを言って人をけむに巻く
今日蘇哲が言っていた話だが、あれは単なる挑発か?
人を惑わし、欺く手段。故意に手管を弄し、人を惑わせだます。”故”は「わざと」、”玄虚”は「いんちき」の意味。
②算不得:~の数に入らない
私は元医女です。これくらい平気ですよ。
③不择手段:手段を選ばない
後宮の者が得意なのは手段を選ばぬこと。
目的を達成するためには、手段を選ばず、どんなことでもすることを指します。
④无计可施:手のうちようがない
私には何もできません、郡主を救えるのはあなた様だけです。
⑤建功立业:功績をあげ、自ら事業をおこす
信頼され、大業を成す。
⑥来日方长:これからまだ先は長い
先はまだ長い、いずれ条件はお話します。
この先時間はまだ十分にある、まだ先の話である、チャンスはまだあることを示します。
⑦宁折不弯:(折れるとも曲がらない)→死んでも屈服しない
曲がったことが嫌いな性格だ。
⑧心狠手辣:冷酷で手口が悪どい
あくどくて勢力を擁する皇太子や誉王にかなうか?
⑨恶贯满盈:悪事の限りを尽くしてついに罰を受ける時がくる
悪を倒すには時に罪なき者を傷つけねばならぬ時がある。
⑩无凭无据:何の証拠もないこと
証拠もなく黒幕もわからなければ、陛下にも告げられない。
⑪黄毛丫头:小娘、くちばしの黄色い娘(からかう意味)
まったく騒がしいわね。
⑫责无旁贷:責任逃れは許されない
看過はできません。
「责无旁贷」自分が負うべき責任は、他人に押し付けられないという意味になります。「义不容辞:道義上引き受けざるを得ない」と同義語となります。
2. 琅琊榜 第4話あらすじ
主を選ぶ
蕭景睿は宴席で百里奇に戦いを挑むも、圧倒的な力を持つ百里奇の相手にはならず、梁帝がすかさず止めに入る。
そこへ梅長蘇が非力な子供たちでも倒すことができると百里奇を挑発、梁帝は5日後に百里奇と3人の子供を勝負させることを許可し、梅長蘇は掖幽庭から庭生を連れて帰ることに成功する。
3人の子供たちは飛流の指導により、剣陣を習得していった。そんな中、居候中の梅長蘇のもとに庭生の様子を見に来た靖王が訪れる。靖王は梅長蘇が謀士として都にやってきたことを知ると、皇太子と誉王のいずれに付くかを率直に問うのだったが…。
靖王が梅長蘇に、「皇太子と誉王のどちらを選ぶのか」と問うと、「私は靖王を選びます」というシーンが大好きです。選ばれた靖王の、なぜ??という怪訝な表情がまた魅力的です。
中国語が上達しているのかは不明ですが、楽しく勉強できているのでよしとしましょう。
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