琅琊榜(ろうやぼう)で覚える慣用・成語表現:金蝉脱壳(1)

中国語検定二級合格後、すっかり中だるみで中国語検定準一級の勉強をさぼっていました。

そんな中、BSで琅邪榜(ろうやぼう)という中国歴史ドラマをやっているのを見つけ、見始めたら超面白い!

見逃してしまった最初の方については、DVDを購入して見まくっています。

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1.琅琊榜を使った勉強法

中国語検定準一級の難しいところは、慣用句や四字熟語などの語彙力だと言われています。

慣用句や成語集を地道に覚える気力が出ないので、この楽しい琅琊榜を使った学習をしばらく行いたいと思います。

手順は

  1. 日本語字幕の琅琊榜を1回見る
  2. 簡体字字幕の琅琊榜を見て、知れない表現を一時停止しながら、ノートに書き取る。
  3. 再び日本語字幕の琅琊榜で該当箇所の日本語訳を確認する
  4. ノートに書き取ったうち、分からない単語はピンインと意味を辞書で調べる
  5. 最後に書き取った内容をブログに纏める

これで、最低3回は同じシーンを聞くことになります。1度目は全く聞き取れなかった表現も、1度簡体字を見ただけで聞き取れるものも増えてくるのが楽しいです。

コツとしては、知らない単語を全部調べようとすると多過ぎて挫折するので、地名・人名とかは読み飛ばし、重要そうな表現だけにフォーカスすることです。

残りの調べなかった単語も、物語の中で何度も登場すれば、自然に耳に残るようになってきます。

2.琅琊榜 第1話あらすじ

琅琊閣、それは天下のあらゆる疑問を解き、才子や英雄に序列をつける地。その琅琊閣に梁の皇子である誉王が訪れていた。

誉王は琅琊閣から錦袋を手に入れる。中には“麒麟の才子を得る者、天下を得る”と書かれた布が入っていた。時を同じくして、誉王と激しく帝位を争う皇太子もまったく同じ錦袋を受け取っていたため、両陣営は麒麟の才子である江左盟宗主、梅長蘇を招き入れるために動き出す。

その頃、当の梅長蘇は梁の高官、寧国侯の長子である蕭景睿の招待を受け、蘇哲という仮の名前で密かに梁の都 金陵を訪れていたが…。

3.第1話の慣用句・成語

それでは、実際に第1話に出てきた慣用句・成語表現を抜き出してみました。 日本語訳は直訳ではなく、物語に即して翻訳された日本語字幕をそのまま表記しています。

①匪夷所思:一般の人は思いもよらない

这简直是让人觉得匪夷所思啊。
Zhè jiǎnzhí shì ràngrén juéde fěiyísuǒsī a .
あまりにも驚きでした。

②无所不知, 无所不晓:知らないものはいない

号称无所不知,无所不晓的琅琊阁?
Hàochēng wúsuǒbùzhī, wúsuǒbùxiǎo de lángyágé .
天下にその名を知らぬものはいない、あの琅琊阁か?

反対の意味を持つ言葉として、「一无所知:何も知らない」という表現も一緒に覚えておくとよさそうです。

③金蝉脱壳:人に知られずそっと姿をくらませる

中途岔路不多,想金蝉脱壳,没那么容易。
Zhōngtú chàlù bùduō, xiǎng jīnchántuōqiào méinàme róngyì.
枝道に入ったのだろう、そう易々と出し抜かれてたまるか。

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「壳(qiào)」は、殻という意味で、「金蝉脱壳」で(セミが殻を脱ぐように)人に知られずそっと姿をくらますことを表します。

④名不虚传:名に恥じない

琅琊山真是名不虚传啊。
Lángyáshān zhēnshì míngbùxūchuán a.
かの琅琊山だけあります。

同じような意味を表す表現として、「名副其实(míng fù qí shí):名実相ともなう」があります。「副」は「ふさわしい、ぴったり合う」というような意味となります。

また、反対の意味を持つ表現としては、「名不副实(míng bù fù shí):名ばかりである」がありますので、あわせて覚えておこうと思います。

⑤信口开河:無責任な放言をする

他一向信口开河不懂事。
Tā yíxiàng xìnkǒukāihé bùdǒngshì.
この者は防若無人で道理の通じぬ男なのです。

“信”は「~に任せる」という意味で、「信口开河」は」口から出まかせにでたらめなことをしゃべる」という意味です。

⑥不约而同:期せずして一致する

不约而同地备上了厚礼。
Bùyuēértóng de bèishàngle hòulǐ.
双方とも礼品を準備させた。

「不谋而合(bù móu ér hé)」も同じような意味で、「あらかじめ相談することなく、意見や行動がぴったり一致すること」を表します。

⑦无论如何:何がなんでも

誉王无论如何也推脱不掉了。
Yù wáng wúlùnrúhé yě tuītuōbudiào le.
誉王はどうあがいても逃れられぬ。

⑧岂不是:~ではないだろうか(反語)

这次你岂不是嫁不掉了。
Zhècì nǐ qǐbúshì jiàbudiào le.
嫁げなくなるぞ。

⑨适可而止:ころあいを見てやめる

适可而止,你可懂得。
Shìkěérzhǐ, nǐ kědǒng de.
えり好みも程々にせよ。

日本語では、四文字熟語は日常会話ではあまり使いませんが、中国語では一話の中でもこんなに使うんですね!

4. この勉強法の所要時間

琅琊榜一話あたりにかかった時間を計ってみました。

一話あたり40分ですが、2回目(中国語字幕)と3回目(日本語字幕)は気になる表現を書き留めるために、一時停止をするため、約1.5倍の時間がかかりました。

  1. 日本語字幕:40分
  2. 中国語字幕:70分
  3. 日本語字幕:60分
  4. 辞書で調べる:20分
  5. ブログに整理してまとめる:50分

一話あたり、合計4時間かかりました。

琅琊榜は全部で54話あるため、

4時間 × 54話 = 216 時間

となります。

中国語検定二級合格後、準一級合格までに必要な時間は1,194時間と仮定しているので、その18%くらいを琅琊榜で楽しみながら習得を目指します。

もちろん、問題集を解くのと異なり、かなり娯楽の要素が強いので、語学としてどれくらい力がつくのかは未知数ですが、54話をこの方法で勉強し終えた時、どのくらいのレベルになっているか楽しみです!

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コメント

  1. 心梨 より:

    「无所不知, 无所不晓」に関してだけど、「何でも知ってる」意味だと思います。
    「知らないものはいない」は「无人不知,无人不晓」にあたります。