初級のうちは上達するのが楽しくて勉強しますが、中級になると伸び悩んでどれくらい語彙力をつければペラペラになるのかな~と、体験談探しをしています。
中級以上は個人差が大きく、どれだけ頑張れば合格するかの答えはないようです。
もはや
として続けることが合格への近道かなと思っています。
留学とか中国語漬けの環境に身を置ければよいのですが、そうでない私は中国宮廷ドラマの琅邪榜(ろうやぼう)を見ながら、そこに出てくる慣用句・成語を覚えていくというかなり地道な勉強を続けています。
1. 第25話の慣用句・成語
第25話に出てきた慣用句・成語表現を抜き出しています。 日本語訳は直訳ではなく、物語に即して翻訳された日本語字幕をそのまま表記しています。
①鹬蚌相争:漁夫の利
漁夫の利を得る者だ。
“鹬蚌相争,渔人得利(Yù bàng xiāng zhēng, yú rén dé lì)”で、「シギとハマグリが争って、漁夫の利を占められる」ということから転じて、「互いに争っているのに乗じて、第三者が利益を横取りする、漁夫の利」という意味です。「鹬蚌相争」、「渔人得利」とそれぞれ単独で使っても漁夫の利という意味になります。
②内忧外患:国内の情勢不安と国外からの侵略
梁の国力を削ることで師匠の霊を慰めているだけだ。
③不对劲:変だ、おかしい
あの気性からしてどうも妙だ。
④水涨船高:土台となるものが高くなるにつれて、その上にあるものも高くなる
慶国王の事案から、父上の信頼は厚くなり、重臣からの評価も高まる一方だ。
”水涨船高(shuǐ zhǎng chuán gāo)”は、「水位が高くなれば船も高くなる」ことから転じて、「土台となるものが高くなるにつれて、その上にあるものも高くなる」ことを表します。
⑤如日中天:事物が最も盛んな段階に入っているさま
彼らが全盛期であっても、江左盟の比ではなかろう。
“如日中天(rú rì zhōng tiān)”は、「まるで空高く昇っている太陽のようだ」という意味から転じて、「事物が最も盛んな段階に入っているさま」を表します。
⑥顺理成章:物事や文章が道理にかなっていること
Diànxià jìnfēng qīnwáng, nà zǎogāishì shùnlǐchéngzhāng de shì.
”顺理成章(shùn lǐ chéng zhāng)”は、「筋が通ればおのずとよい文章ができる」ことから転じて、「物事や文章が道理にかなっていること」を表します。
⑦自然而然:ひとりでに
Xúnfángyíng wǒmen bùnéng qù zhēng, kě zìránérrán de dàole shǒushàng yě búbì xiàng wàituī.
⑧面红耳赤:(怒りなどで)耳まで赤くなる、顔を真っ赤にする
Tàizǐ hé Yùwáng wèile zhège Xúnfángyíng zài cháotáng zhī shàng zhēng de miànhóngěrchì dōukuài liǎnggeyuè le.
2. 琅琊榜 第25話あらすじ
漁夫の利
謝玉が流刑に処され空席となった巡防営の指揮権を巡り、朝廷ではまたも皇太子と誉王は激しく争っていた。
そんな折、静妃の誕生日に静妃の寝宮を訪れた梁帝は、靖王に巡防営の指揮を命じる。そして好きな時に静妃の寝宮を訪れてよいと、親王だけに許される特権まで与えるのだった。
この決定に誉王は激怒し蘇宅を訪れるも、梅長蘇は皇太子に攻勢をかけすぎたことが原因だと言い含める。
その頃、紅袖招の間者の大半を失った秦般弱は、かつて璇璣公主のもとで姉弟子であった四姐のもとを訪れていたが…。
今まで実の父梁帝に冷遇されていた靖王ですが、皇太子と誉王に呆れ始めた梁帝は、少し控え目な静妃と靖王に優しくなってきました。
ついに、親王にだけ与えられる特権まで得た靖王が少しずつ誉王から目を付けられ始めます。それを知った梅長蘇は、誉王が靖王を攻撃しないように、うまく言い含めるのでした。
策士ってすごいですね!
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