日本語の「大丈夫」を中国語に翻訳|没事儿,没问题,不要紧,没关系の使い分け

中国語会話を勉強していると、「大丈夫」と日本語に翻訳される表現がいくつもあるのに気づきます。

病み上がりで出社してきた取引先の中国人の方にメールで「体調は大丈夫?」と聞きたいのですが、中国語がいくつも頭に浮かび、一体どれを使えばよいか悩みます。

今回は「大丈夫」という日本語に翻訳される中国語のバリエーションについて整理しました

整理したもののかなり用法は似ており、どちらを使ってもよいというケースも多いため、まずは言葉の持つニュアンスを理解してから、一番意味が伝えたいことに近いものを使うように心がけたいと思います。

後は慣れでしょうか…

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1. 没事儿 méi shìr:なんでもない

「没事儿」は事態そのものが大したことがことがない、なんでもないということを差します。

転んでしまった自分を見て相手が心配してくれている場合に下記のように言います。

擦破了点儿皮,没事儿。
Cāpòle diǎner pí, méishìr.
皮を擦りむいただけです、大丈夫。

擦りむいてしまったものの、ケガが大したことがなくて「大丈夫」ということを表します。

事故・病気・怪我などをした可能性がある場合に、「没事儿吧?」というように聞くケースを見かけます。

「大丈夫?」という疑問形にも関わらず、「没事儿吗?」ではなく「吧」が使われているのにちょっと違和感がありませんか?

「大丈夫でしょ。」みたいなニュアンスに感じてしまいます。

しかし、ネイティブは「没事儿吧?」と使っているし、本にも「没事吧?」とか書かれているので、「大丈夫?」という意味で使われているので、安心して使いましょう。

看你气色不太好,没事儿吧。
Kàn nǐ qìsè bútài hǎo, méishìr ba.
顔色が悪いようだけど、大丈夫?

2. 没问题 méi wèntí:問題ではない

「没问题」は「問題がない」ということから派生して、「大丈夫」とか「差支えない」とか、基本的には相手を安心させるために使われます。

転んでしまった自分を見て相手が心配してくれている場合に下記のように言います。先ほどの、「没事儿」が「没问题」に置き換わっただけですね。

擦破了点儿皮,没问题。
Cāpòle diǎner pí, méiwèntí.
皮を擦りむいただけです、大丈夫。

「没问题」は、目標達成のために発生してしまったことが障碍にならないことをさします。皮を擦りむいてしまっただけなので、サッカーの試合は続けることに問題にならない、大丈夫というようなニュアンスがあります。

ケガの度合いが大したことがなくて大丈夫という「没事儿」と微妙にニュアンスが違うそうです。

下記表現の場合は、「不要紧」や「没事儿」に置き換えることが可能です。

这水喝下去没问题吧。
Zhèshuǐ hēxiàqù méi wèntí ba.
この水は飲んでも大丈夫でしょう。

3. 不要紧 búyàojǐn:重大ではない、大丈夫

「不要紧」は、「緊急なことではない、重大なことではない」という意味を持つので、ケガや病気というようなネガティブなことが発生しているけれども、それは致命的でないという意味で「大丈夫」ということになります。

前提として「何事か問題はあってちょっと大変ではあるけれど、大丈夫」ってニュアンスとなります。

顔色が悪い友達を心配して下記のように尋ねます。

你好像脸色不太好,不要紧吗?
Nǐ hǎoxiàng liǎnsè bú tài hǎo,búyàojǐn ma.
あなたは顔色があまりよくないみたいです、大丈夫?

友達は、重大な病気ではないことを伝えるために、下記のように返事をします。

我只是有点儿感冒,不要紧的。
Wǒ zhǐshì yǒudiǎnr gǎnmào,  búyàojǐn de.
ちょっと風邪をひいただけです、大丈夫です。

下記のような場合には、「没关系」に置き換えることができます。

他不来也不要紧,咱们先讨论这问题。
Tā bùlái yě búyàojǐn, zánmen xiān tǎolùn zhè wèntí .
彼が来なくても差し支えない。私たちはまずこの問題を討論しよう。

4. 没关系 méi guānxi:何でもありません

あなたとは関係ありません → あなたは心配しなくてよい → 大丈夫 というニュアンスとなります。

最初にこのニュアンスを勉強した時には、ちょっと突き放したような投げやりな冷たいニュアンスに感じて、使うことをためらいました。

しかしながら、例えばソファーに飲み物をこぼしてしまって「ごめんなさい、ソファーにこぼしてしまいました」と謝った時に対する回答が

  • 不要紧(大丈夫です)
  • 没关系(何でもありません)

とどちらも使うことができます。

「不要紧」であれば、汚れは大したことがないか、拭けば汚れは消えるという意味での大丈夫というニュアンスです。

「没关系」は汚れの度合いに関わらず、何でもないというニュアンスです。「没关系」は冷たい突き放したように感じる一方で、無条件に相手を許してあげているというようにとらえることもできます。

ネイティブの方がこの4つをどのように使い分けてどのようなニュアンスを感じているのかというのはまだまだよく分かりませんが、上記のようなニュアンスが言葉の背景にあるようなので、これを理解した上で、ドラマなどを見ながら身につけていきたいと思います。

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